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月別アーカイブ: 2025年11月

失敗から学んだ「伝えること・汲み取ること」の大切さ

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こんにちは!香取市を中心に鹿行地区、稲敷市、成田市で植栽管理・お庭の管理を行う有限会社興進総業です。

弊社は、高速道路の植栽管理・メンテナンスをメインにしておりますが、企業様・一般家庭様のご依頼にもご対応しております。

日々さまざまな現場で剪定や伐採の作業を行っていますが、その中で「うまくいったな」と思えることもあれば、「これは反省しなきゃいけないな」と感じる場面もあります。

今回は、自分自身の甘さに気づかされた失敗談をお話しさせていただきます。

思い込みで進めた剪定作業。お客様のイメージとズレ

木を伐るご依頼をいただき、作業内容を説明しながら現場に入りました。

自分の中では「ここまで伐れば完了」という見積もりと計画があり、そのとおりに作業を終えたつもりでした。

しかし、お客様にとっては「もっと全体的に整えてほしかった」という想いがあったようで、「もう終わったんですか?」というリアクションをいただいてしまいました。

お互いに『話したつもり・伝わったつもり』になっていたけれど、イメージの共有が不十分だったことが原因です。

最初に「全体を整える」というご要望が明確に伝わっていれば、作業方法も変えられたし、時間の組み方も変わっていたはずでした。

結果的に、お客様にも予定のズレや不安を与えてしまい、本当に申し訳ない気持ちです。

伝わる工夫をもっと

自分自身、言葉だけで細かく説明するのが得意ではないと感じています。

だからこそ、今後は写真や図を使って、「こういう仕上がりになります」と目で見える説明をしていく必要があると強く思いました。

「自分ももっと伝える努力をするので、遠慮せずに思ったことを教えてください」この言葉をきちんと伝えていなかったことも、反省点のひとつです。

お客様にとっても、「こんなこと聞いてもいいのかな」と遠慮してしまう場面があるかもしれません。

でも、やっぱり気になることがあれば、その場で言ってもらえる関係性をつくることが大事だと思っています。

剪定はお客様と一緒に形をつくるもの

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今回の失敗を通して改めて感じたのは、剪定という仕事はお客様の想像を形にする仕事であるということです。

「どう伐るか」「どこまで整えるか」は、業者側の判断だけで進めるものではありません。

お客様が思い描いている仕上がりがあって、それを汲み取り、形にしていくことが本来の剪定です。

そのためにも、業者側はイメージしやすい説明をすること、お客様側も「わからない」「もっとこうしたい」と思ったときに遠慮なく言える環境をつくることが、互いにとっての満足につながっていくはずです。

言葉を変えると、空気が変わる。勉強会での気づき

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こんにちは!香取市を中心に鹿行地区、稲敷市、成田市で植栽管理・お庭の管理を行う有限会社興進総業です。

弊社は、高速道路の植栽管理・メンテナンスをメインにしておりますが、企業様・一般家庭様のご依頼にもご対応しております。

先日、ある勉強会に参加する機会がありました。テーマは「言葉の力」。

最初は正直ピンとこなかったのですが、話を聞いていくうちに「これは本当に大事なことだな」と深く感じました。

今回は、その学びと、自分の中で起きたちょっとした変化について書いてみたいと思います。

ネガティブな言葉をやめると、見える景色が変わる

勉強会で紹介されたのは、「不平・不満・愚痴・弱音・泣き言」といったネガティブな言葉を一切使わないことを実践した人の話でした。

実際にやってみると、いかに普段、自分が当たり前のようにそういった言葉を使っていたかに気づきます。

同時に、それを使わないよう意識すると、周囲の人の言葉遣いがものすごく気になるようになりました。

そしてこうも言っていました。

「愚痴を言えば愚痴を言う人が集まり、不満を言えば不満を持った人たちが寄ってくる。気づいたときには、その空気の中に染まって抜け出せなくなっている」と。

この話を聞いて、言葉の選び方が人間関係にも影響を与えるということを改めて感じました。

一緒に仕事をしたいと思えるのは、前向きな言葉を使う人

自分も、仕事をしている中で「この人と一緒にやりたいな」と感じることがありますが、その基準は、結局使う言葉なんだなと思います。

前向きな言葉、建設的な話をする人とは一緒にいて気持ちがいいし、自然とまた仕事をしたくなります。

これは自分が感じているだけでなく、きっと相手も同じように思っているはずです。

だからこそ、自分の発する言葉をもっと意識して、相手が気持ちよくいられるような言葉を選んでいきたいと感じました。

「そしじ」や「いやさか」

勉強会の中で、「そしじ」という言葉も紹介されました。

これは戦前の日本で使われていた言葉で、言葉にしたり、紙などに書くことで言霊のような力を持たせるという考え方です。

気の持ちようかもしれませんが、気の持ちようが変わるだけでも、日々の行動や姿勢は大きく変わると思います。

最近では、給料袋に「そしじ」の文字をそっと書いてみたりもしています。

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また、「乾杯」ではなく「いやさか(弥栄)」という言葉を使っていた時代もあったことも知りました。

昔の人たちは、自然や人との関わりに感謝し、言葉にも丁寧に想いを込めていた。

そんな文化も、これから先につないでいけたらと思います。