
こんにちは!香取市を中心に鹿行地区、稲敷市、成田市で植栽管理・お庭の管理を行う有限会社興進総業です。
弊社は、高速道路の植栽管理・メンテナンスをメインにしておりますが、企業様・一般家庭様のご依頼にもご対応しております。
日々さまざまな現場で剪定や伐採の作業を行っていますが、その中で「うまくいったな」と思えることもあれば、「これは反省しなきゃいけないな」と感じる場面もあります。
今回は、自分自身の甘さに気づかされた失敗談をお話しさせていただきます。
思い込みで進めた剪定作業。お客様のイメージとズレ
木を伐るご依頼をいただき、作業内容を説明しながら現場に入りました。
自分の中では「ここまで伐れば完了」という見積もりと計画があり、そのとおりに作業を終えたつもりでした。
しかし、お客様にとっては「もっと全体的に整えてほしかった」という想いがあったようで、「もう終わったんですか?」というリアクションをいただいてしまいました。
お互いに『話したつもり・伝わったつもり』になっていたけれど、イメージの共有が不十分だったことが原因です。
最初に「全体を整える」というご要望が明確に伝わっていれば、作業方法も変えられたし、時間の組み方も変わっていたはずでした。
結果的に、お客様にも予定のズレや不安を与えてしまい、本当に申し訳ない気持ちです。
伝わる工夫をもっと
自分自身、言葉だけで細かく説明するのが得意ではないと感じています。
だからこそ、今後は写真や図を使って、「こういう仕上がりになります」と目で見える説明をしていく必要があると強く思いました。
「自分ももっと伝える努力をするので、遠慮せずに思ったことを教えてください」この言葉をきちんと伝えていなかったことも、反省点のひとつです。
お客様にとっても、「こんなこと聞いてもいいのかな」と遠慮してしまう場面があるかもしれません。
でも、やっぱり気になることがあれば、その場で言ってもらえる関係性をつくることが大事だと思っています。
剪定はお客様と一緒に形をつくるもの

今回の失敗を通して改めて感じたのは、剪定という仕事はお客様の想像を形にする仕事であるということです。
「どう伐るか」「どこまで整えるか」は、業者側の判断だけで進めるものではありません。
お客様が思い描いている仕上がりがあって、それを汲み取り、形にしていくことが本来の剪定です。
そのためにも、業者側はイメージしやすい説明をすること、お客様側も「わからない」「もっとこうしたい」と思ったときに遠慮なく言える環境をつくることが、互いにとっての満足につながっていくはずです。